デザイン性の高い店舗照明を設置することで、「集客力が高められる」「レジや棚などに顧客を誘導できる」など多くの利点を感じることができます。そこで今回は、該当する照明の長所・短所やおすすめの種類などについて詳しく解説。弊社DNライティングが手掛けた具体的な事例も紹介するので、店舗で用いる照明器具のデザイン性を重視したい方はぜひご覧ください。

目次

1.デザイン性の高い店舗照明が持つ長所と短所
2.デザイン性の高い店舗照明におすすめの種類
3.デザイン性の高い店舗照明を設置する際のポイント
4.デザイン性の高い店舗照明における事例
5.多様な空間でお客様のニーズを満たすDNライティング

デザイン性の高い店舗照明が持つ長所と短所

まず、店舗照明のデザイン性を高めた場合に感じられる長所と短所について説明します。

デザイン性の高い店舗照明が持つ長所

デザイン性の高い店舗照明を設置すると、以下の一覧で示したような長所が感じられるでしょう。

おしゃれなデザインの照明器具を使うことで、上記のように競合他社との差別化をはかることができます。そのため、照明器具の選定に時間をかけることには大きな価値があるのです。

デザイン性の高い店舗照明が持つ短所

デザイン性の高い店舗照明を選択すると多くの長所が感じられます。しかし下記で示すように、一方では短所も存在します。

上記の中でも特筆すべきなのは、「おしゃれさを重視しすぎて、機能性が失われるケースもある」という点です。たとえば、店舗内が暗すぎて歩きにくい・商品が見えにくいなどの場合が例に挙げられるでしょう。

これらの短所を理解したうえで、顧客目線を忘れずに計画を進めることが重要なのです。

関連記事：デザイン性が高いオフィス照明はどう選ぶ？長所と短所もあわせてノウハウを紹介

デザイン性の高い店舗照明におすすめの種類

次に、デザイン性の高い店舗照明を設置する際にぜひ選んでいただきたい照明の種類を紹介します。ここでは全部で4つの種類のライトを取り上げるので、自分の店舗にもっともマッチしたものを選びましょう。

ペンダントライト

ペンダントライトは、天井から吊り下げて使用する照明器具です。デザインが豊富なため、店舗のコンセプトに合わせて照明器具を選べるところが魅力。

しかし、部屋全体の明るさが足りないケースがあることと、天井高が低いと空間内にいる人に圧迫感を与えるおそれがあることが懸念点です。

ライン照明

ライン照明は、天井や壁面に沿わせるようにして設置する照明器具です。このライン照明は間接照明として使用することが多く、アレンジの幅が広いといわれています。

また、ムラがない均一な光を演出することもできるので、店舗内の雰囲気を高めるために大きく貢献してくれるでしょう。

これに対してライン照明の欠点は、設置に時間や手間がかかることです。また、照度不足により別の照明器具を追加で設置しなければならないため、費用が高くつく可能性もあります。

関連記事：間接照明の基礎を解説！間接照明にはどんな種類がある？

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スポットライト

商品をより注目させたいときに役立つ照明器具が、スポットライトです。このスポットライトは光の方向を気軽に変更することができるので、商品や配置場所の変更があった時もフレキシブルに演出を変えられるところが大きな長所だといえるでしょう。

しかし、スポットライトは器具の上にほこりがたまりやすい構造をしているため、掃除しにくい点が短所となります。

ダウンライト

ダウンライトは、天井に埋め込む形で設置する照明器具です。主に商品を照らしたり、空間全体の明るさを確保したりするために使用されています。製品のバリエーションが豊富な上に、一定の照度を保てるところがダウンライトの代表的な長所となります。

これに対して、天井そのものを明るくすることは難しいところがダウンライトの短所です。よって、天井を照らしておしゃれなイメージを演出したい場合は、間接照明をはじめとした別の照明器具が必要になるでしょう。

ダウンライトについては「ダウンライトで展示物をおしゃれに演出するには？配置や選び方のポイント」で詳しく説明していますので、本記事と合わせてお読みください。

デザイン性の高い店舗照明を設置する際のポイント

ここでは、デザイン性の高い店舗照明を設置する際のポイントについて解説します。今回は以下の2点を取り上げるので、ぜひ参考にご覧ください。

明るい場所と暗い場所を活かす

デザイン性の高い照明器具を使うと、明るいエリアと暗いエリアが空間内に生まれます。それを利用し、空間に立体感を与えることで、店内を広く見せるという効果もあるため、明るさのコントラストを意識して設置するようにしましょう。

季節や時間に合わせて光が調整できるようにする

季節が変わると日照時間にも違いが出てくるので、そういった変化に合わせて光が調節できる照明器具を探しましょう。

これに加えて、午前中・夕方・夜などさまざまな時間帯に合わせて照度が変えられる製品も良いでしょう。そうすることで、各シーンにマッチした光の演出を考えることができます。

デザイン性の高い店舗照明における事例

ここからは、弊社DNライティングが手掛けてきたデザイン性の高い店舗照明における事例を4つ紹介します。これらの情報を、今後の施工に役立てていただければ幸いです。

事例①ストリングスカーテン

こちらの施工デモの事例では、「RW（LINERWASH series）」を使用してストリングスカーテンを作り上げています。

3850lm/mという光量の大きさを活用することで、高天井や広いエリアにもバランスよく光を届けることに成功。それに加えて、独特の素材感を盛り込みながら、空間に華やかさを添えています。

吹き抜け空間がある場合は、このような高さを活かした照明を使うことで、非日常感が演出できるでしょう。

【RW（LINERWASH series）の詳細】

事例②ペンダントライト

ジェイアール名古屋タカシマヤ　5F 婦人服
（施主：株式会社 ジェイアール東海髙島屋、撮影：スタジオマップ　前田誠士）

この事例では、「PFS2（プロファイルシステム）」と「PFSH（プロファイルシステム）」をそれぞれ用いてペンダントライトとして使用しています。

シャープな印象を持つプロファイルシステムの光が、凛とした女性の強さを表現しています。また、光が与える陰影や立体感によって、ワンランク上の上質な空間を演出しているところも特徴の一つです。

【PFS2とPFSHの詳細】

事例③間接照明

ジェイアール名古屋タカシマヤ　7F
（施主：株式会社 ジェイアール東海髙島屋、撮影：スタジオマップ　前田誠士）

こちらの事例では、天井に照明器具を設置することによって、ユニークかつ印象的な店舗デザインを実現させています。使用している製品は「FXYS-LED」であり、これを使ってやわらかな曲線を自由に表現しています。

【FXYS-LEDの詳細】

事例④モジュール

こちらは、チェーンLEDモジュールの「CHC-LED N20」を使って商品棚のディスプレイを魅力的に演出した事例です。

この事例では、演色性が高い照明演出を可能にしたことで、商品の素材感を引き立てています。また、ナロー配光（1/2ビーム角23°）によって商品の立体感が出せたことも、本事例における大きなポイントです。

【CHC-LED N20の詳細】

多様な空間でお客様のニーズを満たすDNライティング

私たちDNライティングは、業務用照明の専門メーカーです。

現在、百貨店・総合スーパー・ブランドショップ・専門店などの商業施設をはじめ、オフィスビル、ホテル、病院、学校、美術館、マンション、寺社仏閣にいたるまで幅広くこだわりの光（ヒカリ）を表現できる照明メーカーとしてご用命を頂いております。

照明の役割がますます多様化し、その機能への期待が高まっている中、小空間から大空間まで様々なステージで対応できる豊富な商品を揃え、お客様のニーズにきめ細かく対応する照明専門メーカーを目指しております。ぜひお気軽にご相談ください。

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