オフィスに適した照明の種類は?照度や色に配慮した照明の選び方

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業務効率を上げるためにも、オフィスの照明は「照明そのものの種類」「明るさ」「色」など複数の要素に配慮して選ぶ必要があります。今回のコラムでは、オフィスに合った照明の選び方を詳しく解説するので、オフィスの照明について不明点が多い方は、ぜひ参考にご覧ください。

目次

1.オフィスに適した照明の種類4選
2.オフィスに適した照明の照度や色
3.オフィスの照明を設置するポイント
4.オフィスの照明におすすめの製品
5.多様な空間でお客様のニーズを満たすDNライティング

 

 

オフィスに適した照明の種類4選

まず、オフィスに適した照明の種類について詳細を見ていきます。どの照明を導入するか迷ったら、下記の中から製品を選ぶと良いでしょう。

  • ベースライト
  • ペンダントライト
  • ブラケットライト
  • ライン照明

ベースライト

ベースライトは、オフィス、学校、病院などの環境で広く用いられている照明器具です。スリムなタイプからスクエア型のタイプまで、その形状はさまざま。使い勝手が良いこともあり、ベースライトはオフィス空間の照明の中でもスタンダードな種類だといえるでしょう。

ベースライトの長所 ・一定の明るさが確保しやすく、オフィス全体を均等に照らせる。
・照明器具を天井に埋め込む「埋め込みタイプ」は、天井をスタイリッシュに演出できる。
ベースライトの短所 ・おしゃれなデザインの製品が少ないため、味気ない印象になりやすい。
・照明器具を一度設置したあとは、レイアウトを変更しにくい。

ベースライトにおける主な長所と短所は、上記の通りです。ベースライトはオフィス全体の明るさを維持しやすい種類ですが、デザイン性を求める方にとっては物足りなく感じる可能性が高くなります。

こうして、企業が求める要素を見極めて種類を選択することが重要です。

ペンダントライト

ペンダントライトは、天井から吊り下げられる照明器具です。オフィスでは、大きめのデスクやテーブルなどの上に設置されることが多く見られます。

ペンダントライトの長所 ・デザインが豊富であり、おしゃれなオフィスが作れる。
・さまざまな素材の製品がそろっている。
・作業中の手元を照らすことができる。
ペンダントライトの短所 ・ほこりがたまりやすく、掃除に手間がかかる。
・部屋全体が明るくならない。照度を高めるために別の照明を追加すると、最終的なコストが高くつく。

上記の表を見てみると、ペンダントライトは製品のバリエーションが豊富であることがわかります。ペンダントライトを使うとスタイリッシュな印象を与えることもできるため、オフィス全体の雰囲気を高めたい場合や、企業のイメージアップをはかりたい場合に適しているでしょう。

もしオフィス照明選びにおいてデザイン性を重視したいという場合は、間接照明やダウンライトなどを例として挙げている「デザイン性が高いオフィス照明はどう選ぶ?長所と短所もあわせてノウハウを紹介」をぜひご確認ください。

ブラケットライト

ブラケットライトは、天井ではなく壁面に取り付ける照明器具です。メインの照明というよりも、明るさを付け加えながらおしゃれな雰囲気が出せる補助照明として用いられることが多いといわれています。

ブラケットライトの長所 ・デザイン性が高い種類なので、オフィス空間がよりスタイリッシュな印象になる。
・オフィス空間全体の雰囲気や企業イメージを高めるのに効果的である。
・間接照明として活用できる。
・必要な部分を直接ピンポイントで照らすことができる。
ブラケットライトの短所 ・オフィス全体を明るく照らすことは難しい。
・工事に時間と手間がかかる。

ブラケットライトはこのような特徴を持っているので、オフィス全体のデザイン性を優先させたい職場に適しています。なお、明るさ不足による業務効率ダウンを防ぐためにも、ブラケットライトのほかにメインの照明を設置することが大切です。

ライン照明

DNライティング伊勢原本社 DNライティング伊勢原本社

ライン照明は直線タイプの照明器具であり、用途に合わせて比較的自由な使い方ができるところがポイントです。神奈川県伊勢原にある弊社新社屋の事例では、DNライティングのライン照明「TIM-FPL」を会議室の照明に用いました。

ライン照明の長所 ・オフィス全体に先進的な印象を与えられる。
・天井、床、廊下まで、さまざまな場所に使用することができる。
・器具を曲げながら設置できる製品もあり、装飾目的で使用されることも多い。
・空間全体の床面における照度を確保しやすい
ライン照明の短所 ・直接照明として使用する場合、まぶしさを感じるケースもある。

ライン照明の長所と短所は上記の通りです。ライン照明はインテリアの一部として柔軟な使い方ができるので、ムードの良さやクリエイティビティを社外にアピールしたい場合に最適だといえるでしょう。

オフィスに適した照明の照度や色

ここまで、オフィスの照明に適した種類をそれぞれ紹介してきました。しかし、照明そのものの明るさや色にも配慮する必要があります。

オフィスに適した照度

オフィスでは、以下のような明るさを意識して製品を選ぶと良いでしょう。

  • キーボード操作:500lx程度
  • 会議、ミーティング、来客対応:500lx程度
  • 休憩:100lx程度
※lx(ルクス)…照度の単位

作業や活動の内容によって適切な明るさは異なるため、エリアごとに明るさを調整することが重要です。そうすることで、生産性がより高められるでしょう。

オフィスに適した照明の色

オフィスの照明において考慮すべきなのは、明るさだけでなく色(色温度)も同じです。業務内容によって、以下のような色温度の使い分けをすると良いでしょう。

  • 執務:4000K〜5000K(白色~昼白色)
  • 会議や来客対応:3500K〜4000K(温白色〜白色)
  • 休憩:2700K〜3500K(電球色〜温白色)

色温度の数値が高くなると、より集中が必要な活動に適した色の光に近づきます。対して数値が低い光はリラックスした雰囲気になるので、これらを意識して照明の色をご選択ください。

関連記事:照明の色温度とは?空間への効果とシーン別おすすめ色温度

オフィスの照明を設置するポイント

続いて、オフィスの照明を設置するにあたって気をつけたほうがよい注意点を説明します。

  • 用途・場所・状態の確認をする
  • 各種センサーが必要であるか検討する
  • 調光・調色を検討する

用途・場所・状態の確認をする

まず照明の用途・場所・状態について、以下のようなポイントをよくチェックすることが重要です。これが、設置後のアクシデントを防止することにつながっていきます。

  • 照明の用途は適しているか?
  • 配線が可能な状態か?
  • 設置場所のスペースに余裕はあるか?

各種センサーが必要であるか検討する

照明の使い勝手をより高めるために、「人感センサー」や「昼光センサー」が搭載された製品を採用することもポイントの一つです。

  • 人感センサー:人の存在を認識するとスイッチが作動するセンサー
  • 昼光センサー:自然光を認識することで、明るさを自然調整するセンサー

こうしたセンサーを利用することで、照明のスイッチ操作が簡単にできるようになるでしょう。これは、従業員にとっての働きやすさ向上につながります。

調光・調色を検討する

設置後に明るさや色を変えられるようにしておくことは、意外と見落としがちなポイントです。調光・調色が可能な製品を選ぶことで、時間帯や業務内容によって明るさや色を調整できます。そうすることで、より働きやすい環境を作ることができるでしょう。

オフィスの照明におすすめの製品

オフィスの照明に関する知識をさらに深めるために、この段落では弊社DNライティングの製品をいくつかご紹介します。各製品の特徴もあわせてまとめたので、ぜひご覧ください。

  • TRIM LINE|TRE2-DP
  • TRIM LINE | TIE-DP-ADB・TIM-DP-ADB
  • TRIM LINE|TRH S-FPL
  • TRIM LINE Ichi-Men|TIM-FPL

①TRIM LINE|TRE2-DP

①TRIM LINE|TRE2-DP

「TRIM LINE」シリーズの一種であるTRE2-DPは、ライティングダクトに取り付けられるところが特徴的です。ライティングダクトと比較すると本体の幅が小さいため、スタイリッシュなイメージを与えられるところもTRE2-DPのポイント。従業員にとって魅力的なオフィスを演出しながら、しっかりと空間を照らすことができます。

製品名 TRE2-DP
特徴 ライティングダクトに対応(Plug Series)
入力電圧:AC100V
本体色:白
コンパクト設計
光源一体型
非調光
電源内臓

製品カタログ>

なお、「TRIM LINE」シリーズからは自然光LED照明を用いた製品も販売されています。ブルーライトをカットしつつ、自然光に近い光を実現しているので、一般的な製品よりも従業員の眼精疲労軽減が期待できるでしょう。

製品カタログ>

TRE2-DPを使用した事例

DNライティング伊勢原本社 DNライティング伊勢原本社

弊社新社屋の技術本部では、調光・調色可能な特別仕様のTRE2-DPを採用。時間帯に合わせて明るさや色を調整しています。エリアごとの制御もできるため、自分に合った調節をすることも可能です。

②TRIM LINE | TIE-DP-ADB・TIM-DP-ADB

TIE-DP-ADB

TIE-DP-ADB

TIM-DP-ADB

TIM-DP-ADB

こちらの2製品も、「TRIM LINE」シリーズの一つとなっています。前述したTRE2-DPとの違いは、調光機能が付いているところです。状況に合わせて明るさを調整することができるので、業務効率アップに貢献できるでしょう。また、一面のみが発光するタイプであるため、まぶしさを感じにくいところもポイントの一つです。

製品名 TIE-DP-ADB
特徴 一面ライティングダクト型(Ichi-Men Plug Series)
入力電圧:AC100V
調光兼用型
光源一体型
電源内臓

製品情報>

製品名 TIM-DP-ADB
特徴 ライティングダクト型(Plug Series)
入力電圧:AC100V
調光兼用型
光源一体型
電源内臓

製品情報>

③TRIM LINE|TRH S-FPL

②TRIM LINE|TRH S-FPL

TRH S-FPLも「TRIM LINE」シリーズの一つですが、その中でも特に明るい7000lmクラスに含まれることと、角ばった印象があるスクエア型カバーを用いていることがポイントです。オフィスのエントランスや吹き抜けなどの大空間や高天井空間に照明を使用し、必要な照度を確保したい場合や、全体的に洗練された雰囲気を作りたい場合にこの製品が適しています。

製品名 TRH S-FPL
特徴 LEDモジュール交換型
入力電圧:AC100〜200〜242V
7000lmクラス(1500サイズ)
スクエア型カバー
調光兼用型
埋め込み取り付け可能
電源内臓

製品情報>

TRH S-FPLを使用した事例

DNライティング伊勢原本社 DNライティング伊勢原本社

弊社新社屋のEVホールでは、TRH S-FPLをこのようにして使用しています。明るさが一定になるように、明るさセンサによって照明の光出力を自動的に調節していることがポイントです。業務の快適さと省エネを両方重視したい場合に効果的な方法です。

④TRIM LINE Ichi-Men|TIM-FPL

④TRIM LINE Ichi-Men|TIM-FPL

TIM-FPLは、一面発光タイプの「TRIM LINE Ichi-Men」シリーズにラインナップされています。照明器具の側面が発光しないので、クールな印象を演出できるでしょう。そのため、TIM-FPLはシャープな雰囲気に包まれたオフィスを作り出したい時にマッチしています。

製品名 TIM-FPL
特徴 LEDモジュール交換型
入力電圧:AC100V〜242V
器具幅:44mm
2000lmクラス
調光兼用型
埋め込み取り付け可能
電源内蔵

製品情報>

多様な空間でお客様のニーズを満たすDNライティング

多様な空間でお客様のニーズを満たすDNライティング 私たちDNライティングは、業務用照明の専門メーカーです。

現在、百貨店・総合スーパー・ブランドショップ・専門店などの商業施設をはじめ、オフィスビル、ホテル、病院、学校、美術館、マンション、寺社仏閣にいたるまで幅広くこだわりの光(ヒカリ)を表現できる照明メーカーとしてご用命を頂いております。

  • 様々な空間に対応する多彩な品揃え
  • お客様のニーズを実現するカスタマイズ力
  • 多品種と高品質を支える自社生産体制
  • 照明その他電気工事の請負・設計監理

照明の役割がますます多様化し、その機能への期待が高まっている中、小空間から大空間まで様々なステージで対応できる豊富な商品を揃え、お客様のニーズにきめ細かく対応する照明専門メーカーを目指しております。ぜひお気軽にご相談ください。

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