除菌BOXって何?他の商品とどこが違う? 除菌方法の違いやメリットを紹介

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目次

1.除菌BOXとは
2.除菌BOXとその他除菌商品の違い
3.除菌BOX独自のメリット
4.除菌BOXの利用法
5.除菌BOXを利用する場合は購入する商品を吟味しよう



1.除菌BOXとは

ウイルス対策として、日常的なアルコール除菌や手洗い、マスク、うがいなどが当たり前の習慣となってきました。そんな中、水に濡れることを避けたいスマートフォンや、洗うことで劣化しやすいマスクなどの身近なモノを紫外線によって除菌する「除菌BOX」「除菌ケース」といった商品が多数流通しています。

紫外線除菌の例としてだいぶ前から温泉施設などに設置されているブラシの入った除菌ボックスがあります。昨今、新型コロナウイルスの蔓延とともにこれを小型・軽量化し、一般家庭でも使えるようにしたものが登場しました。仕組みはいたってシンプルで、密閉できる箱の中に紫外線(UV-C)ランプが内蔵されているものがほとんどのようです。

除菌BOX例)除菌BOX(光っているのが紫外線ランプ)

 

2.除菌BOXとその他除菌商品の違い


除菌方法には何があるの?

除菌には、大きく分けて高温での熱処理によるもの、アルコールなどの薬品を使うもの、そして紫外線によるものの3種類があります。それぞれの特徴を図に示しました。

除菌方法 ×
紫外線除菌 ・ほとんどの菌に有効
・除菌効果が残留しない
・効果範囲(照射範囲)を限定できる

・紫外線が遮られると効果がない
・裸眼で紫外線を直視するのは危険
・対象物に直接紫外線を当てる場合は、対象物の表面を変化させることがある

熱除菌 ・処理時間が早い

・耐熱性菌には適さない
・対象物を変化させることがある
・冷却工程が必要な場合は、その際に菌が付着する可能性がある
・加熱のためにエネルギーコストがかかる

薬品除菌 ・処理行為が簡易(塗布、散布) ・残留物がある薬品の場合は、二次処理が必要
・耐性菌を発生させる恐れがある
・菌の種類によって薬品が違う

●高温による熱除菌

高い温度で細菌やウイルスを除菌する方法です。肉料理などできちんと火を通すのと同じ原理で様々なものを除菌します。しかし、物の場合は温度によって対象物を変化させることがあるので、ガラス瓶など変化しないものに限定される方法です。

●薬品除菌

アルコールや次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸水など、薬品を使って行う除菌方法です。塗ったり、浸けたりすることで除菌でき簡単ですが、どんな菌を除菌するかで使う薬品が変わってきます。また除菌後に洗い流すなどの二次処理が必要な場合があります。

●紫外線除菌

光がものに当たると起こる「透過」「反射」「吸収」という3つの現象のうち「吸収」を利用し、生物に最も吸収されやすい波長、260nm付近の紫外線を細菌やウイルスに照射する方法です。細菌やウイルスの細胞に紫外線が照射されると、細胞核内のDNAやRNAに直接作用し化学反応が起こり、増殖を抑制します。
UV_DNA.jpg

紫外線による除菌は、実は一般に目にすることのない様々な工場や病院などの場所で古くから使われてきました。わかりやすい例としては卵です。日本で生卵を食べることができるのは、紫外線を使って除菌しているからです。このように紫外線による除菌は、食品工場や包装資材などで以前から使われている除菌方法なのです。

UV_4.jpg

ベルトコンベヤ式の除菌装置。ベルトコンベヤ上の食品に内部の紫外線ランプ(青の部分)を照射し除菌します。

DNAやRNAに直接作用して増殖を防ぐという方法で細菌やウイルスの増殖を抑制する紫外線除菌は、ほとんどの細菌やウイルスに効果を発揮するメリットがあるのです。

 

3.除菌BOX独自のメリット

現在のところ、日常生活で最も身近な除菌方法はアルコールや次亜塩素酸などによる噴霧や拭き取りです。手指など人体ではこの方法が安全かつ簡単ですが、スマートフォンや腕時計など、水分によって壊れやすいもの、濡らしたくないものを除菌する場合や、水洗いによって劣化しやすいマスクなどにはこの除菌BOXが活躍します。

 

箱の中で安全に除菌

細菌、ウイルスを除菌できる紫外線(UV-C)ランプは、人体にも影響を及ぼします。箱の中だけを照射する除菌BOXは直接紫外線を見ることはありません。多くの製品でフタ(扉)を開けるとランプが消えるよう安全装置がつけられて安全性を配慮されています。


必要なものだけを除菌

除菌したい対象物だけを入れて除菌できるため、手軽で便利な方法と言えるでしょう。操作もスイッチのオンオフだけで簡単、メンテナンスもほとんど必要ありません。


非接触で除菌

薬品のように匂いもありませんし、水分や表面に付着した汚れで効果が下がるということもありません。薬品などで除菌した場合で、成分が残る場合は、拭き取りなどの二次処理が必要ですが、紫外線除菌の場合はそうした作業も必要ありません。


このように紫外線除菌BOXは、正しい使用法を守っていればスマートフォンのみならず、身近なモノを除菌するのに非常に適したアイテムと言えます。

4.除菌BOXの利用法

現在、ほとんどの公共施設や百貨店、飲食店にアルコール除菌スプレーが設置してあります。しかし、除菌BOXを設置している施設はまだあまり見かけません。今後は、オフィスや会議室、ホテルなどに、お客様の安心と安全を守るためにも、活躍するシーンは増えていくのではないかと予想されます。

飲食店においてはカトラリー類の除菌として使用することはもちろん、サービスの一環としてお客様の所持品をお食事中に除菌することもできるでしょう。さらにホテルでは、アメニティ類の除菌として使用するほか、部屋に小型の除菌BOXを置いて宿泊者の方々に活用していただくことも可能です。またオフィスでも、公共スペースに設置して社員が任意に使うこともできますし、応接室などで来客者様向けサービスとして使っていただくこともできそうです。

除菌BOX除菌BOX

つまり、個人的な利用以外の分野でも、不特定多数の人が利用する施設の備品の除菌対策として、まだまだサービスとしてのポテンシャルがあるように思います。新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに様々なタイプの除菌BOXが開発されつつある現在、そのデザイン性も徐々に良くなり始めていますので、店舗などにも置いて活用できる余地は十分にあると思われます。

カトラリー
マスク

5.除菌BOXを利用する場合は購入する商品を吟味しよう

除菌作用のある波長が出ているか

紫外線には波長というものがあり、強い除菌作用を持つ260nm付近の波長を出力できている商品かどうかはとても重要なポイントです。

対象物に紫外線が当たりやすい内部構造か

紫外線は、当たる角度や距離によってその効果が変わります。斜めから当たったり、距離が遠かったりすると十分に除菌できない可能性がありますので、内部の構造をしっかり確認しましょう。

安全に配慮された製品かの確認(紫外線直視を防ぐ消灯スイッチなど)

加えて、最も大事なポイントは、紫外線は細菌やウイルスのDNAやRNAに直接作用するだけでなく、人体へも影響するということです。紫外線や日焼けや皮膚の老化の原因になることはよく知られていますが、直視すれば角膜を傷つけますし、皮膚に当たれば軽いやけどのような症状を起こすこともあります。ペットや植物などにはもちろん当てないほうがいいですし、布も長時間当て続けると退色や劣化が起こります。このような面から自動消灯やタイマー機能がない商品は避けた方がいいででしょう。フタや扉を開けた時に紫外線ランプが消灯するといった安全装置がついている商品を選びましょう。


このように、紫外線による除菌BOXは、安全性と効果を十分に確認して購入する必要があります。手軽に入手できるようになったからこそ、正しい知識を踏まえて身の回りの除菌に役立てましょう。

【お問い合わせ・ご相談】

紫外線に関するお役立ち情報(紫外線の活用、紫外線の分類、紫外線殺菌と他の殺菌方法の違い、除菌時間の目安)は、こちら
・紫外線除菌に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームからお願いいたします。 

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