温かな光で中華料理のおいしさとアジアモダニズムを演出

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株式会社重慶飯店は1960年、横浜市中区山下町に創業。中華料理を主とした食品輸入業を開始、同年に中華四川料理店「重慶飯店本館」を開業した。

現在は、重慶飯店横浜中華街本館他、中華四川料理レストランの経営、そして中華菓子の製造販売、中華料理材料の販売と合計14店舗を手掛けている。

横浜中華街を代表する老舗である重慶飯店は来年創業60周年を迎えるにあたり、本館の建て替えを決意し、2017年7月に木造二階建てで老朽化していた本館を閉め、建て替え工事に着手。昨年10月10日にグランドオープンを迎え、創業の地に旗艦店として生まれ変わった。

中華街の新たなランドマークが誕生

新店舗は、7階建てのビルの外装にゴールドの透かし模様の意匠を使用。そのモダンで華やかなデザインは人目を惹きつけ、「インスタ映え」スポットとなっている。「うちで食事をされなくても、撮影をしていかれるお客様は多いですね」と安藤直昭取締役は話す。

中華街の新たなランドマーク

横浜中華街コンシェルジュでもある安藤直昭さん

この外装デザインは、重慶飯店のオリジナル菓子「番餅(ばんぴん)」のパッケージデザインをモチーフにしたもので、外装デザイン、パッケージデザインともに香港出身の世界的デザイナー、アラン・チャン氏が手掛けている。

中華街の新たなランドマーク

アラン・チャン氏がデザインした「番餅(ばんぴん)」のパッケージデザインがモチーフ
撮影:佐藤 久(左側写真)

また、階段のアプローチには、重慶飯店の歴史を当時の写真と共に振り返る照明演出を施して、おもてなしの光をつくっている。

2Fのダイニングフロアへ続く階段下照明にMC-LED3(2800K)

2Fのダイニングフロアへ続く階段下照明にMC-LED3(2800K)
撮影:佐藤 久(左側写真)

店舗内部には、昨年7月まで45年間営業していた別館や建て替え前の本館で使われていた家具や欄間などの調度品がそこここに配置されている。別館で使われていたシャンデリアは当時の面影を壊さないよう丁寧にリメイクされ、6階の個室フロアで輝きを放っている。

北京の頤和園の回廊をイメージしたダイニングルーム

北京の頤和園の回廊をイメージしたダイニングルーム | 福
天井間接照明にSCF-LED(2400K)が使われている
撮影:佐藤 久

黄~橙色LEDでつくる温かな光で中華料理の魅力アップ

重慶飯店の次世代を象徴する新店舗の照明コンセプトは、提供する料理が美味しそうに見えること、そしてお越しいただくお客様に温かい雰囲気をご提供できること。そのコンセプト通り、店舗内部の照明は、外観の金色に合わせて温かさを感じさせる黄色~オレンジ色で統一、重慶飯店の歴史を伝えるクラシックな雰囲気と、時代の先端を行くアジアンモダニズム、この二つを融合させることに成功している。

今回の建て替えに合わせて館内照明は全てLEDを使用。LEDを導入した理由の第一は省エネだが、オーナーは、照明の光としては圧倒的に白色より黄色が好みということもあり、最近になって、黄色い光を出すLED製品が出てきたことがLED導入の推進力になった。

「絵の優しい、ほわっとした色彩を活かすために、青白くて強い光ではなく、ふんわりした黄色い光を使っています」。繊細なタッチで描かれた絵画が飾られている6・7Fのプライベートダイニングルーム「横濱賓館」の各部屋では、温かみのある間接照明が効果的に使われている。また、7Fにある貴賓室の部屋でも、間接照明をうまく取り入れることで天井の模様が綺麗に浮き出して見えるなど、インテリアがより映える照明デザインを施している。

今回、貴賓室で使用したLED製品は、2400K。色温度が低くオレンジカラー基調の柔らかい色調が特徴だ。

中国の書画家「張 大千」の絵画が飾られた「横濱賓館」のメインダイニング| 貴賓室
天井間接照明にSCF-LED(2400K)が使われている

重慶本店の歴史を紡ぎ、未来へと繋ぐ新店舗。DNライティングの照明は、その温かな光で生まれ変わった重慶飯店本店を照らし続ける。

(取材/文・やすあきを)

 

 

 

 

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