間接照明を掃除しやすくするには?埃が溜まりにくい手法や製品とは
空間をお洒落に見せる間接照明ですが、掃除をしづらい点が気になるところです。
今回は、間接照明を掃除するメリットや掃除しやすくするための器具の設置のポイントをあげながら、埃が溜まりにくい間接照明の手法や弊社の製品をご紹介します。
目次
1.間接照明は掃除がしにくい?
2.間接照明を掃除しないデメリット
3.間接照明を掃除しやすくするために
4.掃除も容易|間接照明におすすめの製品
5.間接照明は掃除のしやすさも考慮して
6.多様な空間でお客様のニーズを満たすDNライティング
間接照明は掃除がしにくい?
間接照明は照明器具が見えないので、器具に埃が溜まっているかどうかが分かりにくく、また照明ボックスや幕板などによる特殊な納まりであるため、照明器具が露出している直接照明と比べて掃除がしにくいものです。
特に、コーブ照明やコーニス照明を採用している場合、天井や壁が照射できるように光源が高い位置にあることから、気軽に日常的な掃除がしにくいこともあげられます。
しかし、腰壁や壁の足元などに組み込まれている間接照明であれば、日常的にでも目につきやすいため掃除がしやすいなど、間接照明の掃除のしやすさは照明器具の位置や納まりに大きく左右されると言えるでしょう。
間接照明を掃除しないデメリット
では次に、間接照明を掃除しないことのデメリットをご説明します。
明るさが低下する
間接照明の照明器具(光源部分)に埃が多く付着してしまうと、明るさが著しく低下します。
照明器具の明るさが低下してしまうと、その他の照明器具を点灯させたり、調光によってより明るくしたりする必要があるため消費電力が増加してしまい、電気代が高くなってしまいます。
特に人や物が多く出入りする店舗やホテル、病院などの空間は、埃の発生量が多くなる傾向にあるため、照明器具の効率を高めるためにも、定期的に高所や細かい納まり部分の間接照明を清掃することが大切です。
故障リスクが高くなる
間接照明の照明器具を長期間清掃していない場合、ほこりやごみ、虫の侵入などにより、照明器具には汚れがたまり、明るさの低下だけでなく故障の原因になる恐れもあります。
また、埃が電源部分に詰まるなど、接触不良は火災の原因にもなるため定期的な清掃や点検が必要であると言えます。
虫の住処になる
ハエやカナブン、カメムシなどの走行性がある虫は、明るいところに集まる習性がありますが、間接照明のように凹凸が多い場所は虫のたまり場になる可能性があり、空間の衛生度が著しく低下します。
特に、その空間がホテルやレストランなどの衛生度を重要視する場所においては、害虫の存在は致命的なイメージダウンにもつながるため、空間のお洒落さや雰囲気UPを図る目的で間接照明を採用する場合は、虫が溜まりにくい照明器具や構造の検討が必要となります。
間接照明を掃除しやすくするために
では次に、間接照明を掃除しやすくするための方法をご紹介します。
掃除やメンテナンスができるクリアランスを確保する
コーブ照明やコーニス照明などの間接照明には、照明器具と壁・天井・照明ボックス・幕板の間にこぶし(手)が入るスペース(200mm程度)の確保が必要です。
その理由として、手を入れて照明などを拭く掃除だけではなく、器具交換や電球交換などのメンテナンスが容易にできるように配慮しておく必要があるからです。
また、間接照明の設置位置が高天井や窓ガラス廻りなど、掃除やメンテナンスに危険が及びそうな箇所は、掃除やメンテナンスをする前に平面図や断面図、電気図などを確認して、どこから作業をすれば良いかを検討しておきましょう。ただし、高所作業には危険が伴うので、メンテナンス業者や清掃業者などの専門家に依頼することをおすすめします。
器具を下向きや横向きに設置する
埃やゴミ、虫の死骸などが照明器具の隙間などに溜まらないように、間接照明の手法に関係なく、器具を上向きではなく下向きや横向きに設置すると良いでしょう。
壁に光を照射するコーニス照明は、一般的に下向きもしくは横向きに器具を設置するため、比較的埃などはたまりにくい構造と言えます。
しかし、照明器具を下向きや横向きにした場合、清掃やメンテナンスは行いやすいですが、光源が人の目に入らないような(グレアが生じないような)設置位置やカットオフラインの調整が必要です。
凹凸が少ない形状の照明器具を選定する
間接照明に用いる照明器具は、出来る限りシンプルで凹凸が少ないものを選定すると、埃などが溜まりにくく清掃手間を省けます。
また、間接照明の器具を並べる場合も、器具と器具の間にも埃などが溜まりやすいため、シームレスに連結できるような器具を選定すると良いでしょう。
よって、間接照明部分の長さを正確に算出し、長さに合った照明器具のモジュールを選定して無駄な隙間が生じないような配灯計画も必要となります。
掃除も容易|間接照明におすすめの製品
ここまでは、間接照明を掃除しやすくなる方法や埃などが溜まりにくくなる方法をご説明してまいりました。ここから、掃除やメンテナンスが容易な弊社の間接照明におすすめの製品をご紹介します。
プロファイルシステム PFS
まずは、コンパクトで極限までシンプルな形状を追究したプロファイルシステム PFSをご紹介します。
製品名 | プロファイルシステム PFS |
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特徴 | フレキシブルLEDモジュールFX50-LEDのハウジングユニット 最長5mまでのドットレスなライン照明を実現 幅18mm×高20mmのコンパクトボティ 埋め込み取り付け可能 切断可能 電源別置 JCD PRODUCT OF THE YEAR 2019 グランプリ受賞 |
こちらの商品は、発光面もハウジングもシンプルでミニマルなデザインであるため、埃などが溜まりにくい構造です。
また、照明器具の切断が容易にできるため、間接照明が必要な寸法(長さ)に合わせて、隙間なくレイアウトが可能です。
TRIM LINE Ichi-Men TIE-APL
次に、器具側面の発光を無くし直下面だけを発光させた一面発光タイプのTRIM LINE Ichi-Men TIE-APLをご紹介します。
TIE-APLは、幅25mm×高さ57mmの発光面も細くスタイリッシュな照明器具であり、直接照明としても間接照明としても使用することができます。
製品名 | TRIM LINE Ichi-Men TIE-APL |
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特徴 | TRIM LINE LED照明器具(トリムライン) 一面発光(Ichi-Men Series) 調光兼用型 2000lmクラス LEDモジュール交換型 埋め込み取り付け可能 電源内蔵 |
側面が発光せず、一面だけのフラットな光を実現した照明器具です。
こちらは形状も凹凸がないシンプルな箱型であり、間接照明として使用した際にも清掃がしやすい器具と言えます。
TRIM LINE Ichi-Men TIM-FPL
最後に、器具側面の発光を無くし直下面だけを発光させた一面発光タイプのTRIM LINE Ichi-Men TIM-FPLをご紹介します。
TIM-FPLは幅44mm×高さ57mmであり、前記したTIE-APLより幅広タイプの照明器具です。
製品名 | TRIM LINE Ichi-Men TIM-FPL |
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特徴 | TRIM LINE LED照明器具(トリムライン) 一面発光(Ichi-Men Series) 調光兼用型 3000lmクラス LEDモジュール交換型 埋め込み取り付け可能 電源内蔵 |
明るさもTIE-APLと比較して3100lm(1503mmモジュール)と非常に明るく、色温度も2400K〜5000Kまでラインナップしているため、あらゆる空間や用途で採用が可能です。
間接照明は掃除のしやすさも考慮して
今回は、間接照明の清掃やメンテンナンスを容易にする方法や製品についてご説明しました。
基本的には間接照明は、器具や発光面を人の目の届く範囲から隠しているため、埃などでどの程度汚れているかなどを目視で確認しにくいです。
よって、定期的な清掃やメンテナンスは、照明器具の明るさの低下を防ぐ観点や間接照明を採用している空間の衛生度維持という観点でも必要不可欠と言えます。
その上で間接照明の器具を選定する場合は、掃除やメンテナンスのしやすさを考慮して、凹凸が少なくシンプルな形状で、器具や電球の取り外しが容易なものを採用すると良いでしょう。
また、照明器具のカットオフラインを確保した上で、掃除やメンテナンスができる余裕ある納まり寸法の検討を意匠設計者と行う必要もあります。
このような事情から、「光」が大切な空間では、専門の設計事務所に依頼し、照明メーカーや照明プランナーを交えて照明選びを進めていくのが一般的です。
弊社DNライティングでは、「色温度・配光・明るさ」と「設置位置・角度」をシミュレーションしていただける体感型施設を東京と大阪の2箇所に設けており、内装材のサンプルをお持ちいただけると現場に近い環境も再現可能です。
「照明にこだわった施設を目指したい」「照明選びで失敗したくない」という方はぜひお立ち寄りください。
多様な空間でお客様のニーズを満たすDNライティング
現在、百貨店・総合スーパー・ブランドショップ・専門店などの商業施設をはじめ、オフィスビル、ホテル、病院、学校、美術館、マンション、寺社仏閣にいたるまで幅広くこだわりの光(ヒカリ)を表現できる照明メーカーとしてご用命を頂いております。
- 様々な空間に対応する多彩な品揃え
- お客様のニーズを実現するカスタマイズ力
- 多品種と高品質を支える自社生産体制
- 照明その他電気工事の請負・設計監理
照明の役割がますます多様化し、その機能への期待が高まっている中、小空間から大空間まで様々なステージで対応できる豊富な商品を揃え、お客様のニーズにきめ細かく対応する照明専門メーカーを目指しております。ぜひお気軽にご相談ください。
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