当社殺菌ランプ(GL-15)による新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化効果を確認

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外部試験機関の藤田医科大学において、殺菌ランプ(GL-15)による新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化効果を確認

 

目次


1.概要
2.試験の背景
3.試験結果
4.評価方法
5.藤田医科大学について

 

 

 

1.概要

DNライティング(本社:神奈川県平塚市、代表取締役社長 倉持一郎)は、当社殺菌ランプ(GL-15)に対する新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活化効果を藤田医科大学(愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98)の河本聡志准教授と村田貴之教授(いずれも医学部ウイルス・寄生虫学)らの研究グループにおいて実証しました。

 

試験結果のポイント

当社殺菌ランプ(GL-15)を1秒照射することにより
新型コロナウイルスは99.97%、2秒照射することで99.9997%不活化された。

 

紫外線殺菌ランプ(GL-15)

 

GL-15

 

2.試験の背景

紫外線(UV-C)を細菌やウイルスに照射すると、ゲノムのDNAやRNAに直接作用し化学反応が起こり、その結果、増殖機能が損なわれて死滅します。その強力な殺菌効果から、医療やエレクトロニクス産業など多くの分野で、空間や水、物体の表面を対象とした除菌・ウイルス不活化に紫外線(UV-C)が活躍しています。
DNライティングでは、50年来業務向けを中心に殺菌力の強い260nmの波長帯域の紫外線殺菌ランプを作り続けており、当社製品が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活化に役立つ技術であることを実証することで、より安心・安全空間を提供できると考え、試験を実施しました。

 

3.試験結果

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に紫外線殺菌ランプ(GL-15)を照射させ、不活化効果を確認しました。

表1:紫外線照射によるウイルス不活化効果

殺菌ランプ(GL-15)照射時間 0秒 1秒 2秒
ウイルス感染価(TCID50/mL)平均値 3277169 800 < 1

→新型コロナウイルスに殺菌ランプを2秒照射させた場合、感染価は検出限界値(1TCID50/mL)未満となった。

 

表2:紫外線照射によるウイルス不活化率

殺菌ランプ(GL-15)照射時間 0秒 1秒 2秒
ウイルス不活化率(%)平均値 0.00 99.97 > 99.99997

 

紫外線照射前のウイルスを感染させた培養細胞の写真
2秒紫外線照射後のウイルスを感染させた培養細胞の写真
→新型コロナウイルスの感染性が確認できないため、ウイルスの不活化効果を確認した。

 

 

4.評価方法

評価方法:紫外線照射時間によるウイルス不活化効果
試験ウイルス:SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)
試験方法の概要:
1. ウイルス液 20μl をプラスチックシャーレ(φ 3.5cm)に滴下し、広げた。
2. シャーレから所定の距離に殺菌ランプを設置した(シャーレの表面から 5cm)。
3. 1秒ないし2秒間照射した後、ウイルス液を回収し、ウイルスの感染価をTCID50で評価する。
試験機関:学校法人藤田学園 藤田医科大学 医学部

 

5.藤田医科大学について

藤田医科大学病院では、ダイアモンド・プリンセス号の乗客・乗員を岡崎医療センターで受け入れて以来、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の診療に積極的に取り組んでおり、その知見を日本から初めて米国医学誌ニューイングランドジャーナルオブメディスンに発表しています。また、COVID-19の治療薬候補であるファビピラビルの特定臨床研究を行うなど、日本の新型コロナウイルス対策に貢献している医療・研究機関です。

 

 

 

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