間接照明の電気代を明るさ別に比較!節電の工夫と空間に与える影響について
飲食店やホテル、住宅などでのお洒落な空間には欠かせない間接照明ですが、電気代はどれくらいかかるものなのでしょうか。
今回は具体的な空間を設定し、間接照明による部屋の照度と消費電力をご説明しながら、電気代を削減する工夫や間接照明の上手な使い方をご紹介します。
目次
1.間接照明は電気代がかかる?
2.間接照明の電気代を部屋の明るさ(照度)別に解説
3.間接照明からは電気代以上の効果を得られる
4.間接照明の電気代を抑えることにも!調光できるおすすめ製品
5.間接照明を上手に取り入れよう
6.多様な空間でお客様のニーズを満たすDNライティング
間接照明は電気代がかかる?
壁や天井を照射する間接照明は、シーリングやペンダントなどの直接照明と比較して、同じ照度を確保しようとすると設置台数が多く必要となり、電気代は高くなる傾向にあります。
また、間接照明は設置時に天井や壁の造作が必要となることから、イニシャルコストや前記したランニングコスト(電気代)も直接照明よりかかるため、費用の面だけを見ると不経済な照明方法かもしれません。
しかし、間接照明は光源からの光が直接目に入らないため、落ち着きや安らぎといった効果を演出することができ、直接照明と併用することでイニシャルコストやランニングコストを抑えながらオシャレな空間をつくることができます。
よって、空間の使われ方に応じて必要な明るさを想定し、適切な照明器具の選定や設置方法を検討する必要があります。
間接照明の電気代を部屋の明るさ(照度)別に解説
では、間接照明の電気代はいくらぐらいになるのでしょうか。
今回は、以下の試算条件
・空間の大きさ:約10畳 W(幅)4500mmxD(奥行)3600mmxH(高さ)2400mm
・保守率:0.90
・電力料金:31円/kWh
・年間点灯時間:3000時間
・使用器具(TRE2-APL / SCF-LED-APL / SFL D)
により、空間の明るさ別に消費電力量を踏まえた電気代やその使用電力を削減するための工夫をご説明します。
使用器具
ケース1.基準の明るさ
まずは、間接照明用に使用する照明器具(TRE2-APL)を直接照明として使用した場合を「基準の明るさ」として設定します。
この時の明るさは、空間の中心(照明器具の直下)で約160lxであり、落ち着くことができる明るさと言えます。
また、光源が中心にあるため照度の均斉度も高く、明るさムラがない過ごしやすい空間となります。
発生する電気代=1台あたりの消費電力×台数×年間点灯時間×電力料金目安単価より
33.9W×3000時間×31円/kWh=3153円/年
※使用器具:TRE2-APL(1500サイズ×1台)
と算出できます。
この電気代を基準として、部屋の明るさ別に電気代を比較しながら、電気代を削減する工夫もあわせて以下でご紹介します。
ケース2.しっかり明るい
次に間接照明(SCF-LED-APL)を折り上げ天井に設置し、4方向から天井を照射した「しっかりと明るい」ケースについてご説明します。
この時の明るさは、空間の中心(照明器具の直下)で約220~300lxです。
発生する電気代は、
(23.4W×4台+21.3W×2台+16.9W×2台 )×3000時間×31円/kWh=15810円
※使用器具:SCF-LED-APL(1139サイズ×4台、998サイズ×2台、848サイズ×2台)
となり、先ほどご説明した標準の明るさ(約160lx)より2倍ほど明るいですが、電気代はケース1の約5倍かかります。
このシーンでは、空間に設置する照明器具が多いため、調光を用いて照明器具の光束量を削減し、電気代を抑える工夫が必要です。
ケース3.十分明るい
次に間接照明(SFL D)を折り上げ天井に設置し4方向から天井をやや明るさを抑えた器具で照射した「十分明るい」ケースについてご説明します。
この時の明るさは基準の明るさより明るめで、空間の中心(照明器具の直下)で約180lx程度です。
発生する電気代は、
(16.3W×4台+14.2W×2台+12.5W×2台)×3000時間×31円/kWh=11030円 ※使用器具:SFL D(1169サイズ×4代、982サイズ×2台、832サイズ×2台)
となり、基準の明るさより明るいですが電気代はケース1の約3倍かかります。
この照明器具(SFL D)は調光できないため、部屋を利用する時(必要な時)に間接照明として点灯させるか他の光源との併用、タスクアンビエント照明の採用があげられます。
ケース4.しっかり明るい
次に間接照明器具(SCF-LED-APL)を部屋の両端に設置して、2列のコーブ照明で天井を照射した「しっかり明るい」ケースについてご説明します。
このケースでは、先ほどの「十分明るい」よりやや明るく、空間の中心で約220lx程度です。
発生する電気代は、
29.3W×6台 ×3000時間×31円/kWh=16349円
※使用器具:SCF-LED-APL(1492サイズ×6台)
となり、基準の明るさより明るいですが電気代はケース1の約5倍かかります。
よって、上図のような配灯では明るさの割に電気代がかかってしまうため、スイッチによる点灯区分の最小化(2列のコーブ照明の点灯回路を1列ごとに分ける)や調光、天井にダウンライトを設置し間接照明との併用により電気代を抑える方法があります。
また、間接照明により空間全体(アンビエント照明)の明るさを落とし、フロアライトやスタンドライト、テーブルライトなどにより、自身の居場所や作業スペース廻りの手元照度を確保するタスク照明を使用して消費電力を削減する方法もあります。
ケース5.基準と同等
次に間接照明器具(SFL D)を部屋の両端に設置して、2列のコーブ照明で天井を照射した「基準の明るさ」と同等のケースについてご説明します。
この場合は、空間の中心で約140lx程度ですが、照度の均斉度は高くなるため、落ち着いた雰囲気を演出することができます。
発生する電気代は、
19.6W×6台 ×3000時間×31円/kWh=10937円
※使用器具:SFL D(1469サイズ×6台)
となり、基準の明るさと同等の明るさですが、電気代はケース1の約3倍かかります。
電気代を削減する方法としては、ケース4と同じで、点灯区分の最小化・調光・ダウンライトの設置(間接照明との併用)・タスクアンビエント照明の採用があげられます。
ケース6.調光なしでほどよく明るい
次に間接照明器具(SCF-LED-APL)を部屋の片側のみに設置し、1列のコーブ照明で天井を照射した「調光なしでほどよく明るい」ケースについてご説明します。
この場合は、空間の中心で約100lx程度で、天井に光のグラデーションをつくりながら、落ち着きのある雰囲気を演出することができます。
この明るさは、読書やデスクワークなどの細かい作業には不向きですが、リラックスした状態で行う映画鑑賞や音楽鑑賞には向いています。
発生する電気代は、
29.3W*3台 ×3000時間×31円/kWh=8175円
※使用器具:SCF-LED-APL(1492サイズ×3台)
となり、基準の明るさと同等の明るさですが、電気代はケース1の約2.5倍かかります。電気代を削減する方法としては、調光やタスク照明の採用があげられます。
ケース7.ほんのり明るい
次に、間接照明器具(SFL D)を部屋の片側のみに設置し、1列のコーブ照明で天井を照射した「ほんのり明るいケース」についてご説明します。
この場合は、空間の中心で約60lx程度で、全体的に天井がほんのり明るく照らされて、落ち着いた雰囲気を演出することができます。
この明るさは、先ほどと同様に読書やデスクワークなどの細かい作業には不向きですが、リラックスした状態で行う映画鑑賞や音楽鑑賞には向いています。
発生する電気代は、
19.6W×3台 ×3000時間×31円/kWh=5468円
※使用器具:SFL D(1469サイズ×3台)
となり、基準の明るさと同等の明るさですが、電気代はケース1の約1.5倍かかります。
電気代を削減する方法としては、この照明器具(SFL D)は調光機能が無いため、空間を利用する時に必要に応じて点灯させるか、他の光源との併用、タスクアンビエント照明の採用があげられます。
ケース8.ほどよく明るい〜ほんのり明るい
最後に間接照明器具(SCF-LED-APL)を部屋の片側のみに設置し、1列のコーニス照明で天井を照射した「ほどよく明るい〜ほんのり明るい」ケースについてご説明します。
この場合は、空間の中心で約60lx程度で、天井がほんのり明るく照らされて、落ち着いた雰囲気を演出することができます。
この明るさは、先ほどと同様に読書やデスクワークなどの細かい作業には不向きですが、リラックスした状態で行う映画鑑賞や音楽鑑賞には向いています。
また、コーニス照明をテレビの後ろの壁に設置してテレビ背面を明るくすると、画面が見やすく目が疲れにくい効果があります。さらに、壁面に凹凸のある素材を使用している場合は、テクスチャーをより印象的に強調することも可能です。
発生する電気代は、
29.3W×3台 ×3000時間×31円/kWh=8175円
※使用器具:SCF-LED-APL(1492サイズ×3台)
となり、基準の明るさよりはやや暗く、電気代はケース1の約2.5倍かかります。
部屋の天井片側からのみの照射であるため、照射面の壁以外は暗くなりがちです。そのため明るさの確保および電気代を削減する方法としては、他の光源との併用、タスクアンビエント照明の採用があげられます。
間接照明の電気代を抑える工夫
ここまで、明るさ別の間接照明の電気代について解説しましたが、この電気代を少しでも抑えるためにできる工夫にはどのようなものがあるのでしょうか。
調光
間接照明の電気代節約には、調光付きの照明器具の採用が一番効果の高い方法と言えます。
その際、自然光や室内の必要手元照度に合わせて、間接照明の明るさを調節することがポイントです。
つまり、部屋の方位や窓の位置によって間接照明の適切な明るさが決まってくるため、ベースの明るさを決めておき、そこから空間の使い方によって、明るさを調節しましょう。
間接照明と直接照明の併用
間接照明と直接照明(ダウンライトやシーリングライトなど)を併用し、直接照明の照度をメインとし、間接照明は雰囲気の演出として使用すると、間接照明をメインに使用する時と比べて電気代を削減することができます。
メインの直接照明を置かない場合は、間接照明で空間の最低限の照度を確保しながら、デスクライトやフロアライトなどの直接照明で手元を明るくすると良いでしょう。
シーンや目的に合った間接照明の採用
シーンや目的に合った間接照明を採用することも、無駄な電力の消費を抑えるポイントです。
例えば、リビングやダイニングなどの明るさが必要とされる空間に対して、間接照明をメインとして照度を確保しようとすると必要以上の照明器具を使用する必要があり、イニシャルコストもランニングコストもかかってしまいます。
また、間接照明がメインの場合はキッチンやダイニングが暗く、料理がおいしそうに見えなかったり、ゴミや埃などの汚れに気づけない場合もあったりするため、適切な色温度や照度が必要となります。
ただし、間接照明は作業をする際に影ができにくいというメリットもあるため、キッチンなどでは間接照明で全体の明るさを確保しつつ、手元にも照明を追加することでデメリットを補うと良いでしょう。
同様に料理をいただく際も、間接照明で雰囲気をつくりながら、ペンダントライトやダウンライトなどのタスク照明を追加するとダイニングテーブルを華やかかつ料理も美味しそうに演出することが可能です。
一方、玄関やトイレ、廊下などの一部分に間接照明を使用し、「高級感を演出する」「落ち着きを求める」などの意図がある場合は十分効果があります。
間接照明は、基本的には空間の雰囲気の演出や落ち着き、安らぎをもたらすものなので、空間の使い方に応じて採用することが重要です。
仕上げの反射率に合わせた間接照明の計画
室内の仕上げを踏まえた間接照明の計画も、電気代節約には非常に重要です。
例えば、天井を照らすコーブ照明の場合、天井の仕上げがビニルクロス(反射率40~70%)やSOP(反射率15~70%)、木板(反射率30~50%)、コンクリート(20~30%)ではそれぞれ反射率がことなるため、間接照明の光源の量や調光の有無が変わってきます。(参考:建築学体系 22 室内環境計画)
また、仕上げの色でも間接照明の見え方が大きく変わってきます。例えば、同じ素材でも明度が高いもの(白系)と低いもの(黒系)では反射率が異なるため、仕上げの色味が暗い場合は採用する間接照明の量や明るさをやや多く設定しておくことが重要です。
これらのポイントに関しては、基本設計の段階で意匠設計者と協議を行い、空間の用途や意匠に配慮した照明計画が必要です。
間接照明からは電気代以上の効果を得られる
間接照明は直接照明がもたらす明瞭面・快適面というよりも、落ち着きなどを心理面にもたらし、意匠性の向上や空間の奥行きや広がりを演出する効果があるため、イニシャルコストやランニングコスト以上のメリットがあります。
以下で具体的な演出例をあげてみます。
やさしい空間の演出
間接照明は、直接照明と比べて直接光源が目に入らず、天井や壁、床などの素材を照らしてその反射光で空間を照らすため、眩しくなく目に優しい柔らかい空間を演出することができます。
また、間接照明の光源は主に天井や壁、床の素材を照らすため、それぞれの仕上げの素材感を高めることができます。
例えば、壁に凹凸があるタイルを張っている場合は、光がタイルに延びることでより陰影を表現できたり、木板を張っている場合は、工業製品にない独自なランダム木目のやわらかい色味を強調したりすることが可能です。
シンプルな空間の演出
ペンダントやシーリング、ダウンライトなどの直接照明は、照明機器が空間に現れますが、間接照明は照明機器が見えないため、空間をシンプルにすっきり見せることができます。
さらに、視覚的なクリーンさや清潔感も生まれ、シンプルでミニマルなデザインを際立たせやすいという効果があります。
空間の奥行感UP
間接照明を天井や壁、床に採用し、天井面や壁面を明るくすることで、空間の広がりを演出する効果があります。
特にホテルや店舗(飲食店や服飾ブティック)などでは、落ち着きや雰囲気を演出する以外に、間接照明の設置位置を、例えば低い位置に設置するなど変えることで、非日常感や浮遊感を演出することができるためおすすめです。
間接照明の電気代を抑えることにも!調光できるおすすめ製品
では次に、空間の演出効果と経済性を両立させる調光可能な弊社のおすすめ商品をご紹介します。
使いやすさとデザイン性を両立
こちらの商品「建築化照明TRE2-APL」はケース1でご紹介した間接照明となります。
製品名 | 建築化照明 TRE2-APL |
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特徴 | ・TRIM LINE LED照明器具(トリムライン) ・スクエア型カバー ・調光兼用型 ・ハイパワー・コンパクト型 ・LEDモジュール交換型 ・埋め込み取り付け可能 ・電源内蔵 ・JCD PRODUCT OF THE YEAR 2017 グランプリ受賞 |
器具長さは500mm、850mm、1000mm、1250mm、1500mmの5種類の定番のサイズに加え、800,900,950,1050,1100,1150,1200,1300,1350,1400,1450mmの特寸もあり、さまざまな空間の辺長に対応可能です。
また、色温度も2800Kから5000Kまでと広い範囲で網羅しているほか、高演色型もラインナップしており、住宅から商業施設まであらゆる空間に採用できます。
また、調光兼用型で高演色型も選択できるため、空間の用途に応じて照度を変えることが可能です。
スクエア型のカバーであるため、間接照明としてもライン照明としても美しい線光源で空間を演出することができます。(ドーム型カバーもあります)
間接照明のスタンダード
こちらの商品「建築化照明SCF-LED-APL」は同じく前述したケース2、4、6、8で使用されている間接照明です。
製品名 | 建築化照明 SCF-LED-APL |
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特徴 | ・Seamlessline LED照明器具(シームレスライン) ・調光兼用型 ・コンパクト型 ・ワイド配光タイプ ・電源内蔵 |
器具長さは301mm、504mm、848mm、998mm、1139mm、1245mm、1492mmの7種類の定番サイズに加え、257,398,451,601,751,892,1192mmの特寸もあり、木造在来の910mmモジュールに対応しているスタンダードな間接照明です。
また、色温度も2800Kから5000Kまで11種類(一般色 6種類、高演色 5種類)のラインナップがあり、高演色型を採用することで空間の質や雰囲気もより向上させることが可能です。
ラウンド型のカバーであるため、柔らかい光を発光させることが可能です。
本体幅 8mm のスリムサイズ
こちらは「LEDモジュールXC-LED2」という商品です。今回の事例では採用していませんでしたが、よりスリムでコンパクトな商品としてご紹介させていただきます。
製品名 | LEDモジュール XC-LED2 |
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特徴 | ・エクストリームコンパクト ・全45サイズ(特寸37種類) ・埋め込み取り付け可能 ・連結可(1系統2520mm以内) ・電源別置 |
器具長さは94mm〜1494mmの45種類があり、前述した「建築化照明SCF-LED-APL」よりもさらに多くの長さバリエーションが設定された照明機器です。
また、色温度も2200Kから5000Kまで12種類(一般色 6種類、高演色 6種類)のラインナップがあり、高演色型を採用することで空間の質や雰囲気もより向上させることが可能です。
特に、機器の大きさが小さく、天井や壁などへの埋め込み最小施工寸法も幅10〜18mm、深さ10〜13.5mmと非常にコンパクトであることからシンプルな意匠や容易な施工が可能です。
フレキシブルかつシームレスな新しい照明
こちらは「プロファイルシステムPFS」という商品です。こちらも今回の事例では採用していませんでしたが、より見付が小さく自在な間接照明としてご紹介いたします。
製品名 | プロファイルシステム PFS |
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特徴 | ・フレキシブルLEDモジュールFX50-LEDのハウジングユニット ・最長5mまでのドットレスなライン照明を実現 ・幅18mm×高20mmのコンパクトボティ ・埋め込み取り付け可能 ・切断可能 ・電源別置 ・JCD PRODUCT OF THE YEAR 2019 グランプリ受賞 |
こちらの商品「DNLプロファイルシステム」は、器具に合わせて空間を設計するのではなく、長さ調整が自在という点が大きな特徴です。
設計された什器、造作、建築空間にフレキシブルにフィットする照明づくりが可能な照明システムであり、 コンパクトタイプ、角まで光るタイプ、大光量タイプの3つをラインナップしています。
照明機器の大きさも幅18mm、高さ20mmと非常にコンパクトであり、アルミ製のハウジングが光をシャープに魅せ、什器から建築空間まで幅広いシーンで使用できます。
間接照明を上手に取り入れよう
今回は、間接照明と電気代ついて、具体的な空間の照度と使用照明器具の消費電力を踏まえながらご紹介しました。
間接照明を上手に取り入れる場合は、空間の用途や質を十分に理解し、どのような心理的な効果をもたらすことを目的にするのかをはっきりさせることが重要です。
そのためには、空間の大きさや仕上げを踏まえた間接照明の配灯計画・照度分布を検討することが必要です。
また照明計画は、空間の意匠性を大きく左右し、照度や色温度は調光で調節できても、配置は容易に変更できないことから、計画の際は意匠設計者と事前に「どのような空間にするか」などの仕上がりイメージを協議しておくことが重要です。
特に間接照明は光源を見せず、天井や壁、床を照射する照明であるため、空間の利用者から光源が見えず光がうまく取り出せる納まりを意匠設計者と検討することも必要です。
例えば、光源が天井に近すぎると綺麗な光のグラデーションは生まれないため、間接照明の特徴が活かせた空間であるとは言えません。そのため、空間の大きさだけでなく、照明器具の設置スペースと照明器具の大きさ、電源内蔵か別置かなども間接照明の計画には重要なポイントとなります。
このような事情から、「光」が大切な空間では、専門の設計事務所に依頼し、照明メーカーや照明プランナーを交えて照明選びを進めていくのが一般的です。
弊社DNライティングでは、「色温度・配光・明るさ」と「設置位置・角度」をシミュレーションしていただける体感型施設を東京と大阪の2箇所に設けており、内装材のサンプルをお持ちいただけると現場に近い環境も再現可能です。
「照明にこだわった施設を目指したい」「照明選びで失敗したくない」という方はぜひお立ち寄りください。
多様な空間でお客様のニーズを満たすDNライティング
現在、百貨店・総合スーパー・ブランドショップ・専門店などの商業施設をはじめ、オフィスビル、ホテル、病院、学校、美術館、マンション、寺社仏閣にいたるまで幅広くこだわりの光(ヒカリ)を表現できる照明メーカーとしてご用命を頂いております。
- 様々な空間に対応する多彩な品揃え
- お客様のニーズを実現するカスタマイズ力
- 多品種と高品質を支える自社生産体制
- 照明その他電気工事の請負・設計監理
照明の役割がますます多様化し、その機能への期待が高まっている中、小空間から大空間まで様々なステージで対応できる豊富な商品を揃え、お客様のニーズにきめ細かく対応する照明専門メーカーを目指しております。ぜひお気軽にご相談ください。
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