LED照明で他店舗と差別化!照明でオリジナリティーを出す方法
目次
1.蛍光灯をLED照明にした場合の違い
2.LEDを使えば棚下照明で手軽におしゃれな照明を利用できる
3.スポットライト・ダウンライトで商品をライトアップ
4.柔軟性のあるテープライトで他店にないデザインを実現
5.組み込み照明でデザイン性を高める
6.まとめ
店舗のデザインや雰囲気を他店舗と差別化する1つの方法は、LED照明を使うことです。
ただ、LED照明の特徴を知らないと、LED照明のメリットを十分に引き出したデザインを実現できません。
今回は、蛍光灯とLED照明の違いや、店舗デザインのオリジナリティーを高めるLED照明のアイデアをご紹介します。
蛍光灯をLED照明にした場合の違い
蛍光灯とLED照明の違いは、以下の通りです。
- 月々の電気代が安い
- 省エネ、長寿命
- 虫が寄り付きにくい
- スイッチを入れるとすぐに照明が点灯する
- ガラスを使用していないので破損しても安全
- 発光部の熱が少ない
- 小型化、細形化、薄型化しやすく狭い場所にも設置できる
- 色を変えることも可能
特に重要なのが、設置場所の自由度が高いこと。蛍光灯はガラス製のため破損しやすく、お客様が触れる可能性のある壁面や床等に設置しづらいです。また、発熱量も大きいです。
一方、LED照明にはテープライトや細型のLEDモジュール等もあるため、狭い場所、壁面や什器の内部といったさまざまな場所に照明を設置できます。
LED照明を使えば、照明を設置する場所を確保するために店舗デザインを妥協する必要がなくなるのです。
とはいえ、LED照明ならではの使い方を知らないと、オリジナリティーのある店舗デザインはできません。
LED照明を利用するアイデアもいくつか把握しておきましょう。
LEDを使えば棚下照明で手軽におしゃれな照明を利用できる
LED照明を使って店舗デザインをアップグレードする最も簡単な方法は、棚下にテープライトやLEDモジュールを設置することです。
何段かに仕切られた棚は、天井照明だと奥まで光が届きづらいため、展示している商品がなかなかお客様の目に留まりません。
しかし、LED照明を棚下に設置すれば、暗くなりやすい棚の奥側や下の段に陳列してある商品もライトアップすることができます。
LED照明は熱と紫外線の影響が少ないため、展示品にダメージを与える心配もありません。
また、棚そのもののデザイン性を高められるのも棚下照明のポイントです。
壁際にディスプレイ用として大型の棚と棚下照明を設置し、天井の照明を控えめにすれば、「全体的に暗く落ち着いているが壁面が明るいため視認性も良い」といった高級感のある店舗設計もできるようになります。
スポットライト・ダウンライトで商品をライトアップ
目玉商品や今月のおすすめ商品など、目立たせたい商品を展示するスペースにはスポットライトやダウンライトがおすすめです。スポットライトやダウンライトは光の直進性が高いため、狙った商品だけを照らし出せます。
商品棚周辺の光量を抑えておけば、明暗の差で特定の商品に視線を誘導できます。調色機能付きの照明を選ぶことで、季節や時期に合わせて色を調節できるのもポイントです。
また、LED照明は発熱量が少なく、ダウンライトを天井に埋め込めるため圧迫感を軽減できます。
複数のLED照明を組み合わせれば、コートなど比較的サイズの大きな商品を暗がりに浮かび上がらせるようなディスプレイも可能です。
柔軟性のあるテープライトで他店にないデザインを実現
LED照明の中でも、柔軟に曲げ加工できるタイプの照明をテープライトとよびます。
テープライトの強みは、なんといっても曲げられること、そして狭い場所にも照明を設置できることです。
壁際や天井際に設置すれば小洒落た間接照明になりますし、階段の蹴込・踏み板の裏などに設置すれば階段での転倒事故を防ぎつつ階段のデザイン性を高められます。絵画の額縁やテレビの裏にテープライトを設置、強調しても良いでしょう。
曲面に沿って照明を配置するなど、従来の照明では対応できない店舗照明を実現できるアイテムなので、アイデア次第で幅広い使い方ができます。
組み込み照明でデザイン性を高める
店舗づくりにオリジナリティーを持たせたい場合、組み込み照明を利用するのもおすすめです。 組み込み照明とは、文字通り壁や家具など、本来照明がない場所に直接光源を埋め込んでしまう照明のこと。 家具や什器を置くスペースさえあれば、別途照明を設置するためのスペースを設ける必要がないため、空間を有効に使えます。
ただ、組み込み照明を活かすためには、空間全体の見せ方や家具と照明の相性などをすり合わせる必要があるため、注意が必要です。
組み込み照明を利用するときは、家具メーカー様にも相談しましょう。当社は家具メーカー様のニーズに合わせた照明を提案・カスタマイズできる専門メーカーです。
まとめ
従来の照明に比べて小型で発熱量も少なく、省スペースで設置できるLED照明を使えば、それぞれの店舗や家具に合わせた照明を導入できます。
ただ、店舗によってデザインの方向性や家具に合う照明の色・配光などは千差万別です。
LED照明を使えばおしゃれになる、オリジナリティーを出せるというわけではないため、店舗設計に悩んだときは店舗照明のプロへご相談ください。
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