日日 gallery nichinichi

日日 gallery nichinichi

京民家をギャラリーに光でリノベート

このギャラリーは、築100年以上になる京都の民家を丁寧に改修してつくられました。この民家ができたころの家屋への光の取り入れ方は、太陽の直射光を庭の表面で反射させて下から斜め上に進み座敷の天井に入ってくるような構成をしていました。それゆえに、光が当たる天井の仕上げが非常に重要となり、この家屋でも非常に良い天井材が使われていました。また夜間においても照明は行燈などの床に置く照明器具が用いられており、光は床に近い位置から発せられ、天井方向を照らしていたと考えられます。 照明デザインは、そのことに着目して、長押に小さい断面のLED照明を仕込み、優しく天井に光を与えることを考えました。色温度は2400K、建築のディテールや仕上げの素材と照明がお互いの存在をリスペクトするかのように溶け合い、天井材に与えられた光は、素直にその木目を浮かびあがらせています。 (LIGHTDESIGN INC.)

日日ギャラリー:www.nichinichi.com

お客様をもてなすティールームでは、カウンター越しに対面する壁面にコーニス照明による光をやわらかく与え、安心できる明るさ感を確保しています。壁に与えられたグラデーションを持つ輝度は、カウンターに置かれた塗のお盆や茶道具に映り込み、その姿を美しく引き立てます。 (LIGHTDESIGN INC.)
庭奥の板塀を照らし浮かび上がらせることで、樹木の重なりの先に豊かな奥行き感が生まれています。また、この光は水気を含んだ庭の苔の表情をより優しく見せています。 (LIGHTDESIGN INC.)

施主:日日 gallery nichinichi
照明計画:LIGHTDESIGN INC.
撮影:金子俊男

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